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決算を読む/AVANTIA/22年8月期/戸建住宅伸び売上高最高/受注環境好転し29%増収/今期は増収減益見込む

 一戸建て住宅販売のAVANTIA(アバンティア、本社名古屋市)が11日発表した2022年8月期連結決算は、売上高が前期比29・6%増の587億5300万円で過去最高だった。主力の戸建住宅事業などで受注環境が前期から好転し、2年連続で増収増益。ただ、足元では物価高などに伴い、住宅の購入意欲が消極化している。今期は利益面で下振れを予想するが、単価上昇なども加味し、増収減益を見込む。 (野田哲示)

2022年10月12日(水) AM5:00 EX) [有料会員限定]786文字

「各事業でコロナの影響がなくなってきた」と話す鈴木執行役員


 11日、名古屋証券取引所で会見に臨んだ鈴木猛紀執行役員は「昨年ぐらいから受注環境が好転してきた。各事業でコロナの影響がなくなってきた」と振り返った。
 主力事業である戸建住宅の売上高は29・3%増の476億8700万円。引き渡し件数は1250件(前期997件)と例年の水準まで戻った。そのほか、マンション、一般請負工事事業なども増収増益だった。
 過去最高の売上高に伴い、経常利益は24・9%増の24億2千万円。また21年に子会社化したドリームホーム(本社京都府)などで法人税の還付で修正申告があり、純利益は38・3%増の18億7千万円だった。
 ただ、直近では物価高で住宅価格が上昇し、顧客の購買意欲が消極化している。鈴木執行役員は「価格面で顧客の目がシビアになってきた。当面はこのような状況が続くと想定している」と説明した。
 今期の売上高は前期比5・5%増の620億円。経常利益は21・5%減の19億円、純利益は30・5%減の13億円を予想する。
 決算発表に伴い、中期経営計画2025(23~25年8月期)を公表した。「成長軌道の回復」を基本方針に掲げ、売り上げ機会の増大と、経営基盤の強化に取り組む。
 関東、関西圏などでの事業拡大や、人材育成に伴う先行投資を積極化する。戸建住宅事業の周辺分野である不動産仲介や、リフォーム工事などを展開し、「総合不動産サービス企業」を目指す。

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