キャンピングカーのダイレクトカーズ/製造、アフターサービス強化へ/LACHDグループ入り
キャンピングカーの製造販売を手掛けるダイレクトカーズ(本社津市河芸町上野876の1、百田雅人社長、電話059・253・8888)は、株式交換により、全国のキャンピングカー関連企業で構成するLACホールディングス(HD、本社岡山県)グループに入った。ダイレクトカーズを合わせ、グループ全体で国内16拠点はじめ、海外にも店舗や工場を展開する強みを生かして、製造と販売、アフターサービス面の強化を狙う。(三重・片桐芳樹)
2022年10月12日(水)
AM5:00
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株式交換は9月23付で行った。百田社長は、LACHDの代表権のある副社長に就任した。
LACHDは2018年設立。デルタリンク(本社岡山県)、アネックス(同徳島県)、キャンピングカーランド(同日進市)などで構成する。海外拠点は韓国と中国にある。アネックスが今年8月、倉敷市に新工場を立ち上げるなど生産体制を強化している。また、デルタリンクは輸入車を得意とするなど、各社がそれぞれ特色を有する。
ダイレクトカーズは12年設立。本社のある津市と神奈川県厚木市の2カ所に店舗を構え、特に入門者用のキャンピングカーに強みを持つ。21年10月期売上高は12億1千万円。
アウトドアブームなどでキャンピングカー市場が拡大している。ダイレクトカーズでも、22年同期の売り上げは20%増となる見込み。今後の発展を見据え、製造とアフターサービス体制の強化を図るため、LACHDグループに入ることにした。
百田社長は「グループの他ブランドの車種や輸入車を取り扱うなど新しい商品、サービスの提供につなげたい。将来は中部地区にグループの新たな製造拠点を構えたい」とシナジー創出を狙う。
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