津島商工会議所/歴代会頭/60年の主な歩み/220人が出席、功労者ら表彰/日比市長、愛知県商工会議所連合会山本会長ら来賓/創立60周年記念式典・講演会を開催/企画・制作 中部経済新聞社 尾張支社/津島商工会議所/創立60周年記念特集
初
代吉原
一之
(吉原紡織)
1962年8月~1968年4月
2代目兒玉
清雄
(兒玉毛織)
1968年4月~1975年3月
3代目山本三千雄
(昭和機械)
1975年4月~1979年4月
4代目片岡
稔
(片岡毛織)
1979年6月~1993年3月
5代目猪飼
精
(猪飼毛織)
1993年4月~2001年10月
6代目山本
鐵彦
(昭和機械)
2001年11月~2004年10月
7代目江上
弘
(江上工業)
2004年11月~2007年10月
8代目寺田
晏章
(寺田タカロン)
2007年11月~2013年10月
9代目宇佐美三郎
(宇佐美鉱油)
2013年11月~2019年10月
10代目伊藤
彰浩
(義津屋)
2019年11月~現在
1962年8月:津島商工会議所設立認可
吉原一之氏が初代会頭に就任
1968年4月:兒玉清雄氏が2代目会頭に就任
1969年10月:福祉共済制度開始
1970年10月:特定退職金共済制度発足
1971年4月:労働保険事務組合設立
1972年11月:創立10周年記念式典開催
1973年4月:小規模企業振興委員制度発足
10月:小企業等経営改善資金融資制度発足
1974年4月:事務所を津島毛工会館へ移転
6月:商業活動調整協議会発足
1975年4月:山本三千雄氏が3代目会頭に就任
1977年2月:商業活動調整懇談会設置
10月:創立15周年記念式典を開催
1979年6月:片岡稔氏が4代目会頭に就任
1980年7月:婦人会設立
1985年3月:津島商工会議所会館竣工。業務開始
1988年11月:第1回津島商工まつり開催
1991年3月:商業まちづくり委員会発足
1992年11月:創立30周年記念式典を開催
1993年4月:猪飼精氏が5代目会頭に就任
1995年4月:青年部設立
1999年3月:中小企業活性化ビジョン作成
2001年11月:山本鐵彦氏が6代目会頭に就任
2002年11月:創立40周年記念式典を開催
2004年11月:江上弘氏が7代目会頭に就任
2005年10月:創業人材育成事業「つしま創業塾」を開催
2007年3月:津島異業種交流会を実施
11月:寺田晏章氏が8代目会頭に就任。創立45周年式典を開催
2012年2月:第1回津島の達人ジュニア選手権を実施。信長めし開発プロジェクト委員会により「信長めし」完成
7月:創立50周年事業「津島神社サミット」開催
10月:創立50周年式典を開催
2013年4月:「ふじ丸」「ふじか」「マッキー」津島市公式キャラクターに認定
11月:宇佐美三郎氏が9代目会頭に就任
2014年7月:津島優良特産推奨品事業を新たに開始。21品を認定
2016年3月:市内金融機関間の連携協定を締結。
津島優良特産推奨品に27品が認定
2017年7月:津島優良特産推奨品が48品目に拡大
2018年5月:創業支援事業「創業PLUS」開催
2019年10月:あまつしま創業スクール開催
11月:伊藤彰浩氏が10代目会頭に就任
2020年6月:会員飲食店エール事業「津島エール飯」を実施
2021年10月:会員エール事業「頑張ろう津島!応援スタンプラリー」を実施
2022年10月:創立60周年記念式典を開催
津島商工会議所は4日、津島市の市文化会館で創立60周年記念式典を開催した。津島市の日比一昭市長、愛知県商工会議所連合会の山本亜土会長らを来賓に迎えた。
また、愛知県下の商工会議所会頭、専務理事らも会場を訪れ約220人が出席し、同会議所の節目を祝った。
山本会長は津島商工会議所が推進する津島優良特産推奨品認定制度や津島エール飯事業について「地域の魅力発信や事業者支援のため積極的に展開している」と述べた。
日比市長は「リニア中央新幹線開業に向け、新しいまちづくりでも引き続き津島商工会議所の協力をお願いしたい」と期待を寄せた。
伊藤彰浩会頭は「コロナ禍や物価高騰で会員が苦戦する中、地域の総合経済団体としてあり続けていく」と決意を示した。
功績があった個人の表彰式も行われた。会議所功労者、永年役員・議員、永年勤続従業員、永年勤続職員、会員・共催制度等増強キャンペーンの該当者が表彰を受けた。また、永年在籍会員として会員企業も表彰された。
記念講演会
式典終了後には、記念講演会を実施。第2部で共同通信客員論説委員の後藤謙次氏が「日本はどう動いているのか
政治、経済の行方―鍵握る中部経済」をテーマに講演した。
ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギーの高騰で日本が貿易収支赤字に陥る中、コロナ禍でインバウンドも期待できない厳しい日本経済の状況を説明。「岸田政権は現状を逆手に取り、円安を利用して輸出に力を入れて経済活性化を図ろうとしている」と強調した。
名古屋は輸出拠点としての重要性が高まり、「トヨタ自動車がどんなモノづくりをしていくか」「リニア中央新幹線をどう結実させていくか」の2本柱がポイントになる。
トヨタの戦略については、経済産業省も注目している。後藤氏は「トヨタが電気自動車または自動運転のアプローチを選択していくかで部品づくりが変わる」と持論を述べた。また、リニア中央新幹線の建設では、静岡県の天竜川上流の水源地問題で工事の進ちょくが遅れている。「JR東海の葛西敬之名誉会長が5月に死去し、同社が開業への意欲を維持できるのかが懸念材料になる」と語った。さらに、同社がコロナ禍の影響を受けリニア中央新幹線の建設費を捻出できるかが問題となっていることを指摘した。
もし、リニア中央新幹線が開業した場合、「名古屋へのアクセスが良い津島は、発展への大きなチャンスになる」と期待を寄せた。
また、元首相の安倍晋三氏が7月8日に死去した影響で、与党が不安定になっていることにも言及。「旧統一教会との関係が自民党議員へ波及した。国葬決定にも反対があり、岸田政権の支持率が落ちた」と解説した。安倍氏を慕っていた若手国会議員97人もまとまらず、岸田政権にとって苦しい状況が続いていることを述べた。
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