菊池寛賞に三谷幸喜さんら
2022年10月12日(水)
AM5:00
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日本文学振興会は11日、優れた文化活動に贈る第70回菊池寛賞に脚本家の三谷幸喜さん、作家の宮部みゆきさんらのほか、長野県の地元紙、信濃毎日新聞社「五色(いつついろ)のメビウス」取材班などを選んだと発表した。賞金は各100万円。贈呈式は12月に招待制で行われる。
受賞者と主な授賞理由は次の通り。(敬称略)
▽三谷幸喜=大学在学中に劇団を旗揚げ。以来40年にわたり、コメディーからNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などの歴史劇まで優れた作品を生み続けている。
▽宮部みゆき=現代ミステリーから時代小説、ホラーまで数々の優れた小説を発表。多くの人を読書にいざなう。
▽信濃毎日新聞社「五色のメビウス」取材班=新型コロナウイルス禍の地域社会で外国人労働者らに丹念に取材。過酷な状況と、国の技能実習制度などの問題を明らかにし、彼らと共存する社会のあり方を提言した。
▽NHK「映像の世紀
バタフライエフェクト」=貴重なアーカイブ映像で現代史をたどるシリーズに、一人の営みが連鎖し世界を動かしたという新たな視点を導入、歴史の魅力を伝える。
▽羽生結弦=フィギュアスケートの男子シングルで五輪2大会連続金メダル、主要国際大会全制覇などの輝かしい記録を達成。プロ転向を宣言し、4回転半ジャンプなどさらに挑戦を続ける。
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