企業情報

明日を拓く経営/東海で頑張る中小企業/土木・造園工事施工のF―tec/土間コンクリート施工機開発/課題の仕上げ作業を省力化/小型で迅速かつ高品質実現

 土木・造園工事施工のF―tec(エフテック、本社可児市土田堀口4185の4、藤井啓栄(ひろたか)社長、電話0574・66・5111)は、住宅の玄関やカーポート(駐車場)向けに施工する土間コンクリートの仕上げ施工機「コロコロドマー」(特許取得)を開発した。土間コンクリート作業は職人の人手作業が多いのが現状で、同施工機の使用で省力化が可能。小型サイズで迅速に高品質の仕上げを実現する。11月に名古屋市で開催する異業種交流展示会「メッセナゴヤ2022」に出展し、土木業界向けに広く提案する。(東濃・堀田義博)

2022年10月12日(水) AM5:00 EX) [有料会員限定]945文字

「コロコロドマー」を使用した施工の様子

藤井啓栄社長

土間コンクリート施工機「コロコロドマー」(試作機)


 土間コンクリートは地面に直接打設した平面的なコンクリートのことで、住宅の玄関エントランスやカーポート向けに施工される。地面の上に砂利や砕石を敷いてコンクリートを打設し、必要な作業を経てコンクリートをならして仕上げる。
 コンクリートをならして仕上げる作業は職人による人手作業が中心となっている。特に狭い場所は人手に頼らざるを得ないが、土木工事現場では職人・人材不足が著しく同作業の省人化と効率化が課題になっていた。
 土間コンクリート仕上げ施工機「コロコロドマー」は、現場の省人化と迅速・高品質の仕上げ作業を実現する。2台のローラーを備えた本体はバッテリーで自走。ハンドルのコントローラーを設定して現場に合わせた速度で施工できる。
 マシンの自重は約25キロ。下部の前後2台のローラーは特許技術の異なる動きをするのが特徴。自重で押さえながらローラーが圧接することで、コンクリート内部の空気を抜いて高密度で耐久性の高い施工ができる。
 マシン作業と人手作業と比べると、施工速度は2倍、必要人員は半分となる。作業品質では従来は職人の技術力で品質の差が出るが、マシンの場合は均一の仕上がりを実現。総合的な施工コストは人手作業の半分になるという。
 藤井社長は「メッセナゴヤでは、コロコロドマーの使いやすさと性能をアピールする。本体の販売予定価格は税込み110万円でリースやレンタルも検討している。今後、全売上高の約20%の売り上げ獲得を目標にマシンの拡販に努める」と話している。
 同社は2017年設立。土木・造園工事のほか外構・エクステリア工事の施工も手掛けている。22年6月期売上高は約8千万円。

関連記事

#建設 #岐阜
広告枠
広告枠