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マイウェイ/鈴鹿医療科学大学理事長/高木純一/(34)/三重県の悲願に感謝の気持ち/薬学部を開設

2022年10月12日(水) AM5:00 EX) [有料会員限定]930文字

薬学部開設後、初の白子キャンパス講堂での入学式


 薬学部の設置は、土地の購入を含めれば総額50億円を超える大プロジェクトだった。
 大学として再利用できるNTT跡地にある建物群を網羅すると、土地は全体のおよそ4分の1の約2万5千坪となった。少し遅れて1万坪買い足したので、白子キャンパスとしては総計約3万5千坪(11万6千平方メートル)となった。
 薬学部の設置工事は、2007(平成19)年6月に安全祈願祭を執り行い、翌年3月に着工した。補助金は、鈴鹿市が土地を除く投資金額の20%相当額を跡地有効活用の補助金として、また三重県が同じく10%相当額を薬学部設置の補助金として、合計約11億7千万円の浄財を拠出していただいた。
 鈴鹿商工会議所や三重県薬剤師会からも、力強い応援をいただいた。
 開設16年目の大学であり、はっきり言って余裕資金はない。2002年に理学療法学科、2004年に医療福祉学科と鍼灸学科と、立て続けに3学科を増設したばかりである。極力経費の節減に努めた。
 NTT西日本にお願いして、最初に買う土地は薬学部が使用する建物部分のみに限定し、その他の土地は10年の借地にしてもらった。
 これも規制緩和のお陰で、以前はすべて自己所有の土地でなければならなかったが、10年以上の長期借用であれば大学が設置できるようになったのだ。実際には、7年後にすべての土地を購入した。
 隣接地は鈴鹿市の防災公園「桜の森公園」になったが、市との話し合いで、境界線はできるだけ低木などで仕切り、フェンスや塀などは設置しないなどの配慮をすることとした。
 予定通り2008(平成20)年4月に薬学部薬学科が開設した。7月6日には鈴鹿平安閣にて、薬学部開設記念祝賀会を開催した。祝賀会の始まる前には、病院、薬局関係者や高等学校関係者らを招待し、見学会を開いた。
 祝賀会では、参加者全員に三重県悲願の薬学部開設を祝っていただき、本当にうれしかったし、感謝の気持ちでいっぱいだった。
 また、図書館閉鎖により蔵書約8万冊を本学に寄贈してくださった千代崎キャンパスの隣のトリックス株式会社には感謝状を贈った。大学にとっては非常にありがたい寄贈だったが、その図書を受け入れるための図書館の増設に約1億円かかったのは想定外のことだった。

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